ページの先頭です

整体治療でできること、できないこと

からだの痛みやしびれ、不調などを解消したいと整体治療院に行く方は増えています。 ひどい肩こりや四十肩、五十肩。 慢性的な腰痛やぎっくり腰、背中のしびれや痛み。 神経痛や股関節の痛み、膝のトラブル。 また、冷え症や不定愁訴の改善を期待して整体の門を叩く方もいます。 整体治療院にできることと、できないことを理解していると、どんな時に整体治療が効果的なのかがわかりますし、過剰な期待をしないですむでしょう。

整体治療でできること

整体治療でできることは、慢性的になっている症状の改善です。 腰痛や股関節、膝の痛みなどは長く患うことが多いものです。 整形外科にいってもたいした改善がみられずに、「もう慢性になっているから仕方ないですね」とか「年齢を考えれば現状維持ができればいいと思わなくちゃ」などといわれることもあるでしょう。 そういった慢性的な痛みやしびれの場合にも、整体治療が効果を発揮するケースがあるのです。

また整体治療でできることは、からだ全体を包含した治療です。 西洋医学は、細分化された医療です。 筋肉や関節は整形外科、血行は循環器科、ストレスは心療内科や精神科と別れています。 しかし、整体治療はからだ全体を見る治療なのです。 筋肉も血行もストレスも、一つのからだの中ですべて関連しあっています。 整体治療なら筋肉も血行もストレスも総合的にみて、治療をしてくれます。

さらに整体治療でできるのは、リラックスや癒しです。 からだを撫でてもらう、さすってもらう、揉んでもらうと緊張が解けると感じた方も多いでしょう。 治療中に痛みが取れていき、気がついたらグッスリ眠っていた、という経験をされる方も多くいます。 溜まっていた疲労が一気に放出されているのです。 整形外科ではそんな経験はできないでしょう。

整体治療でできないこと

整体師は医師ではないため、整形外科でできるようなレントゲン撮影や神経ブロック注射、ヘルニア手術のような外科的な手術はできません。 原因がわからない腰痛や背中のしびれなどは重大な病気が隠されている可能性もあり、一度総合病院や整形外科などを受診して医学的な検査を受けるものいいでしょう。 また、病院によってはレントゲン写真の持ち帰りができるので、病院でレントゲン撮影をしてもらってそれを整体師に見てもらうこともできるでしょう。

また、マッサージはマッサージ師の資格が必要ですし、鍼灸治療は鍼灸師の資格が必要です。 そうした資格を取得した整体師であれば、整体治療とあわせて治療していくことができるのです。

整体治療でできることと、できないこと。 整体治療が得意とすることと、苦手なこと。 それを知っていると、整体治療も整形外科もじょうずに使いこなすことができるでしょう。