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オステオパシーでからだ全体の動きを活性化させる

オステオパシーとは、骨格や神経、循環器、内臓といったからだ全体を観察し、痛みや不具合を矯正していく治療法です。 最終的には自然治癒力を高めていき、患者が自力で健康を回復していけるよう手助けをしていきます。

カイロプラクティックとオステオパシー

カイロプラクティックは脊椎を中心としながらも、内臓、筋膜、頭蓋などを調整しながら自然治癒力を高めていく手技です。 では、カイロプラクティックとオステオパシーの違いは何でしょうか。 カイロプラクティックでは脊椎の骨のずれを矯正して、からだの正常な機能を促すのに対し、オステオパシーでは関節の可動性を元に戻すという矯正方法を取るのです。

関節へのアプローチ

関節が動きにくい場合には、動かない方向へ関節を持っていく直接法と、動く方向へ持っていく間接法があります。 いずれにしても、間接が滑らかに動いてはじめて正常なからだの機能が働いていくのです。

筋肉や靭帯へのアプローチ

筋肉や靭帯が硬直していることも、からだの動きを制限するものです。 オステオパシーでは、圧痛点と呼ばれるポイントを使って筋肉を緩和していきます。 ストレイン&カウンターストレインという手法となっています。

また、誇張法というわずかな力で靭帯を矯正する技法もあります。 関節を動きやすい方向へすこしだけ動かし、そのまま時間を経過させます。 伸びているものを伸ばし、縮んでいるものを縮ませることで元に戻ろうとする靭帯の原理を活用した方法です。

内臓と頭蓋骨へのアプローチ

オステオパシーの内臓操作では、内臓の動きを制限する癒着や緊張を開放していくことで内臓の働きを高めていきます。 内臓を包んでいる薄い膜同士が癒着しているとからだの動きも悪くなりますし、内臓の働きそのものにも影響がでることがあるのです。 内臓や膜が自由に動ける状態になると血流のよくなりますし、からだ全体の活性化にもつながるのです。

オステオパシーでは、頭蓋骨の調整も行なっていきます。 頭蓋骨は23個の骨が組み合わさってできています。 脳を包んでいる脳脊髄液がリズムを刻むのにあわせて頭蓋骨も開いたり閉じたりしています。 この動きが自律神経やホルモンバランス、免疫、精神活動などに影響を与えるために重要な役割を果たしているために、オステオパシーでは頭蓋骨が自由に動くように調整していくのです。

骨格に筋肉、内臓、そして頭蓋となると、からだのほとんどを含んでいることになります。 全身のからだのゆがみを矯正していくことでからだが正常な働きをするようになり、自然治癒力も高まっていくことになります。